政治決断 2012 4 15

 時事通信社のニュースでは、
与党の仙谷由人政調会長代行が、
「現時点では、原発の再起動を政治決断せざるを得ない」、
「他の原発も再稼働目指す」と述べたと報道されています。
 仙谷氏といえば、人権派弁護士出身で、
しかも社会党出身です。
 その仙谷氏が、原発再稼動の旗振り役を務めているとなると、
実に、ありがたい存在というか、頼もしい存在に見えます。
 今の世の中、自ら決断できない「官僚的な政治家」が増えてしまい、
それが、国難を招いている状況の中で、
仙谷氏は、貴重な存在です。

原発再稼動 2012 3 17
 これは、2011年7月2日に書いたことですが、
もう一度書きましょう。
 今から、30年ぐらい前は、
日本企業の黄金時代だったと思います。
 この時代は、外国から、
「日本企業は、世界最強である。
日本式の経営は、素晴らしい」と称賛されていました。
 しかし、その黄金時代でも、
日本企業の一部には、衰退している分野があったのです。
 それがアルミニウム業界だったのです。
アルミニウムは、「電気の塊」と言われることがあります。
その理由は、アルミニウムを作るには、大量の電力が必要だからです。
 日本は、外国に比べ電力料金が高く、
国内でアルミニウム精錬は、経営的に困難で、
次々と生産拠点が海外に移ったのです。
(オイルショック後の電力料金の高騰が原因とも言われます)
 もちろん、日本において、
アルミニウム業界が「絶滅」したわけではありません。
唯一、一社だけ残っています。
 日本国内において、
原石(ボーキサイト)から製品まで一貫生産を行っているのは、
「日本軽金属」のみとなりました。
 同社の場合は、自前の「水力発電所」を保有し、
「自家発電」をしているので、何とか国内生産を維持しています。
 電力と産業を考える上で、
日本のアルミニウム業界がたどった道のりは、大いに参考になります。
 原発再稼動は必要です。
最近の政治家は、芸能人のように人気取りに終始していますので、
ここは、私が日本の国益のために、「憎まれ役」を買って出た次第です。
































































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